Flowお米ができるまで

さとう農園では、春の準備から秋の収穫まで、季節の移り変わりとともにお米づくりを行っています。
毎日の小さな手間を積み重ねながら、田んぼと向き合い、心を込めてお米を育てています。

さとう農園での堆肥散布状況
さとう農園での耕起作業の様子
さとう農園での田植作業の様子
さとう農園での除草剤ボート散布の様子
さとう農園でのコンバインを使用した稲刈りの様子

お米ができるまでの物語

田んぼの準備から収穫の瞬間まで。
さとう農園のお米づくりを、季節の移ろいとともにのぞいてみましょう。

3月-6月

春は田植えに向けて少しづつ忙しくなっていく季節です。
近年では工程を省略できる、直播栽培で田植えの省力化を図る農家も増えてきていますが、当社は慣行の移植栽培を続けています。 毎日とにかくなにかしらやらなけばならない事がある時期で、稲作農家の繁忙期と言えるでしょう。

  • 塩水選
    種籾 (たねもみ・稲の種子) を塩水に漬ける事で不良な種を取り除き、選別を行ないます。
  • 種籾の準備
    選別した種籾を浸水 (吸水) させる事で、発芽しやすい状態にします。
  • 芽出し
    今度は種籾をぬるま湯に漬ける事で発芽させます。
  • 苗床準備
    さとう農園の苗床準備の様子 育苗箱などと呼ばれる専用の容器に土を入れ、種籾を植えるための苗床 (なえどこ) を用意します。
    浅いお盆状の箱に床土を入れてその上に種を蒔き更にその上に薄く覆土をし発芽させます。
    この段階では床土だけ入れて積んでおきます。
  • 種まき
    芽出しした種籾を苗床に植え、ビニールハウスなど並べ、3cm程の高さになるまでで育成します。
    さとう農園の田に植える前のビニールハウスで苗を栽培している様子
    田に植える前に始めはビニールハウスで栽培します。
    写真の状態は、まだ細く小さい状態。もっとワッサワサになってから(具体的には2.5〜3葉の苗で)田植えになります。
  • 堆肥散布
    圃場に堆肥 (有機肥料) を散布します。
    さとう農園での堆肥散布中の様子
    堆肥散布中の様子です。
    「マニアスプレッダ」と呼ばれる機械で散布しますが、この機械は単に「マニア ( MANURE / 堆肥・肥料 ) 」と呼ぶ事がほとんどです。
  • 畔の補強
    畦 (あぜ・圃場の仕切りの部分) を補強しておきます。
    ちなみに畦の事を当地では「クロ」と呼んでいるのですが、何故なのか…わかりません
    さとう農園の畦を補強中の様子
    畦を補強中の様子です。
    トラクターに専用アタッチメントを付けて行います。
  • 肥料散布
    さらに別の種類の肥料を散布します。
    こちらは有機肥料ではなく化学肥料となりますが、散布量を間違うと雑草だらけになったり、稲穂がヒョロヒョロになったり、逆に育ちすぎて収穫前に自重で倒れちゃったりと繊細な調整を要します。
  • 耕起
    田を耕します。
    肥料などの撹拌や、地面を平坦にならすのが主な目的です。
    さとう農園のトラクターでの耕起作業の様子
    トラクターでの耕起作業の様子です。
  • 代掻き
    田に水を入れ、土を細かく砕いてドコドロに、浮いた雑草などもすき込んだ上で表面を均一に整えます。
  • 田植え
    ようやく田植え。
    育苗箱で育てた苗を田に植え付けます。
    さとう農園の田植えの様子
    田植えの様子です。
    運転手とは別にもう一人乗り込み、苗箱から田植機に苗を移します 。
  • 除草剤散布
    田植えを終えたら除草剤を散布します。
    さとう農園の除草剤を散布している様子
    最近ではドローンなども用いられるようになってきましたが、当社ではラジコンボートで散布しています。
  • 草刈り
    ここからはひたすら草を苅ります。
    雑草は苅っても苅っても伸びてくるので、収穫まで延々と苅り続けなければなりません。
    さとう農園のトラクターで草刈りをしている様子
    トラクターが入れる場所だと楽ですね。
    しかしトラクターとは便利なものです。

6月-8月

田植えが終わればとにかく収穫まで草刈りですね。
夏の炎天下、延々と草を苅るのはとてもキツい仕事ですが、やらなければなりません。 当社だとだいたい毎年 4 周くらい、全ての田を苅って周ります。

  • 草刈り
    とにかく草は苅ります。終わりはありません。苅り続けます。
  • 溝切り (6月くらい)
    稲がある程度育った段階では繊細な水の管理が必要になるため、圃場に碁盤の目のように溝を作り、水の出し入れがスムーズにできるようにしておきます。
  • 穂肥 (7月くらい)
    必要に応じて追加で肥料を加えます。

9月-11月

いよいよ収穫の季節です。
近年では温暖化の影響なのか、収穫時期が早くなってきました。 また、稲の苅り時もシビアになってきている印象で、油断できません。
( 苅り遅れると検査で良い判定が出なくなってしまいます)

  • 草刈り
    やはり草は苅らねばなりません。あと少しですが、苅り続けます。
  • 稲刈り
    収穫です。ようやく草ではなく稲を苅り取ります。
    苅り時を逃し、遅くなると米としての品質が落ちてしまいますので、ここは休めません。
    コンバインで稲を刈り取る様子
    コンバインで苅り取ります。
    コンバインで稲を刈り取る様子
    収穫したお米は乾燥させ、籾殻を取って玄米の状態にする「籾摺」を行なってから 30kg の袋に入れて定温倉庫で保管しています。
    さとう農園の定温倉庫で保管している様子
    上記は定温倉庫に輸送する前の一時保管となりますが、この場所にも限りがありますので、稲刈り→乾燥→籾摺→輸送、この工程を平行、または連続して実施し続ける必要があります。
    苅り時を逃せないタイムリミットもあるので田植えの時期と並んで特に忙しい時期です。
  • 検査
    米の品質の検定を行ないます。
    検定は専門の資格を備えた業者様にお願いして実施しています。
    さとう農園で有資格者である検査員をお呼びして検査していただいている様子
    有資格者である検査員をお呼びして検査して頂きます。

12月-3月

細々とやる事はありますけれど、冬はオフシーズン、農閑期です。
ただ、当社の場合は雪が降るまえに翌年の準備を終わらせる必要はあります。 販売もやっておる当社は、ゆっくりお休みというわけにはいきませんが、米農家としてはあまり忙しくはない時期です。
この時期は全く別の仕事をしている農家さんも多いです。

  • 圃場の整理
    「均平」などと言ったりします。
    次の作付に向け、土の高低の偏りを調整して田を水平に整えておきます。
  • 秋耕
    稲刈り後の田を耕し、土の栄養として稲わらや稲株 (稲わら・もみ殻など) を土にすき込んで腐食させ、翌年の作付けの準備を行ないます。
    稲刈り後の田を耕している様子
    翌年への備えですね 。

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